電力自由化で何が変わるのでしょうか

電力の自由化によって変わるものは、責任の所在が変わることになることに注意が必要です。これまでは電力会社を選ぶことができませんでしたから、電力の事に関する責任というのは電力会社にありました。電力会社といってもほとんど国が管理しているようなものでしたから、国が責任をとるということにもなっていました。電力自由化によって自由に電力会社を選ぶことができるということは、その選択の結果が自分たちの責任となることを自覚する必要があります。ですから、単に電力料金が安いというだけで選ぶのも問題があるということにもなる可能性があるということです。電力会社を選ぶと、それを支持したということにもなるからです。

電力自由化は責任の所在を個人にしたもの

電力自由化によって安い電力会社を選ぶことができるようになったのは事実です。これによって企業同士が競争に入りますから、料金が安くなったり、サービスの質が向上することになる可能性があるということはいえます。ただ、それは電力会社を選ぶことができる人がしっかりと厳しい目で選択をすることをした場合ということになります。選択をしたということは選んだということになり、その結果についても責任を負うということになります。責任というのは災害が起きたときに基本料金や使用料金が変更されたり、場合によっては災害後に使用時間などの規定ができたりすることも考えられますので、そういった事態でも自身の責任になるということです。今はまだ電力会社によってそれほど大きな違いはありませんが、将来的には発電方法から変わってくるということも考えられるのです。

選択には義務も発生することになる

電力の自由化で最も変わることが、この権利と義務の発生です。電力を選ぶことができないときには権利も当然なかったわけですが、選べるということは、その電力会社の方針なりやり方なりを支持しているというとこになります。ということは、その方法に何らかの問題があるような時には、その責任をとることも可能性としてはあるということです。例えば災害等で停電があれば、その責任を負わされたということになるでしょう。つまり、選択をするということは電力会社を見張るという責務jを負うことにもなるということです。その結果電力会社が良くないと判断すれば、別の会社に変えるというようなことも考えられるようになります。そうしていくことで、電力会社全体の質をよくしていくということが求められるようになったということです。